観て聴いて遊んだもの

趣味の記録です。

フィギュアディテクト

 

freegame-mugen.jpデスゲームを語るほど沢山デスゲームものを漁っているわけでもないですが、(ガンツすら読んだことない)設定が無理があったり導入が難しいんだろうなってのは傍から見てても感じる。

このゲームは登場人物が主人公以外は全員作られた(厳密には作らせた)ゲーム内人格であり、実在の人物ではない。

ゲームの世界に入っている主人公は以前没データとして削除したはずのキャラクターによってゲームマスターの権限を奪われ、ゲームの世界から出られないままデスゲームに巻き込まれる(主人公は殺しも殺されもしない)。主人公が犯人を見つければ犯人が処刑、犯人が見つけられなければ犯人は主人公の現実の肉体に人格が移植され生命を得られる、という話

 

動機付けがとてもよくできている。

ガチガチのフィクションだけど、私はフィクションなりに筋が通ってれば全く問題無い派です。

スリード狙ってるのかな?というところもいくつかあって色々考えながら遊べるのも面白かった。

あと、逆転裁判はすでに尋問してる相手が最初の人物だろうと引きずりだされた者だろうとこいつが犯人か、ということが一部例外はあっても何となくわかるが、この作品の場合はそれをある程度防ごうと色んな人物から発言をさせてなるべくわからないまま進行させようとする意志を感じた。ダンガンロンパ風といってしまえばそれまでかもしれないが。

 

また、作品の枠組み自体をよく活かしている作品だと思った。(本編最後の方の気づきとか)

FLATのシークレットゲーム -KILLER QUEEN-もシステム回りでどんでん返しのようなすごい仕掛けがあったけど、そういう作品はすごく好きだ。デスゲームものに限らず。